幸せ。
- 「住み慣れた家ですごしたい・・・」
- 患者さんの想いを 私たちが支えます
患者さんのその自然な気持ちを大切に、できる限り住み慣れた家庭や地域で過ごし、そして身近な人に囲まれて最期を迎えることも選択できるように、もみじ在宅診療所(強化型在宅療養支援診療所)は、医療や介護の専門家でチームを組み、ご本人、ご家族を支えます。
患者さんが望む環境で 安心して過ごせるように
「住み慣れた家で過ごしたい」と希望される方は多いものの、病状が悪化すれば多くの方が病院に入院し、そのまま最期を迎える方もいらっしゃいます。病院で当然のように点滴や医療処置を続けることで、患者さんご本人が良い最期を迎えられるのでしょうか?
- 病気になって入院して・・・
-
- 食べられないから点滴をする。
- 点滴するから手足や体のむくみが強くなり、のどに唾液や痰が貯まってくる。
- 窒息するのを防止するため、昼夜を問わずのどの吸引が必要になる。
- 胸水や腹水がたまり、つらいため、針を刺して胸水や腹水のドレナージをする。
- 処置後は一旦楽になるけれども、しばらく経過するとまたつらくなってくる・・・
歳をとった時、治らない病気になった時、
亡くなるその時まで入院して医療処置を続けることは、本当に必要なのだろうか?
そういう最期がいいのだろうか?
そんな疑問が、私たち“もみじ在宅診療所”が在宅医療を行う出発点となりました。
昭和の中頃まで、日本では自宅で看取るということは日常的に行われていました。
しかし、現在ではおおよそ80%以上の方が病院で最期を迎えています。
できる限り住み慣れた家庭や地域で過ごし、
身近な人に囲まれて最期を迎えるという選択もできる環境を作りたい。
私たちは、患者さんの自然な気持ちを大切にして、
通院が困難になった後の生活を支えます。
もみじ在宅診療所の 3つのお約束
- 今後の病状の予想を
ご説明します -
今後、患者さんの体にどんな変化が起こり、どうなっていくことが予想されるのかを、患者さんご本人とご家族にしっかりとご説明します。
- 診療方針について
話し合います -
今後の病状に対し、どう対処し訪問診療を行っていくのか、納得いくまでご本人・ご家族と医師が話し合います。
- オーダーメイドの
訪問診療を行います -
ご一緒にオーダーメイドの緩和ケアを行っていきます。
万一、入院が必要となった時には、ご希望の病院や連携病院へご紹介・手配させていただくことも可能です。
診療方針
医療や介護の専門家でチームを組み、
24時間365日の体制でご本人とご家族を支えます。
- 急変時や不安な時は
24時間365日連絡がとれる
往診ができる -
訪問診療を行っている患者さんに対して、急変時やご不安な時は、24時間・365日の体制でいつでも連絡が取れるようにしています。
夜間や休日も電話対応し、必要に応じて診療時間外でも医師が往診できる体制を取っています。
- 入院が必要な時は
連携病院等へ
ご紹介・手配を行います -
在宅療養中に入院が必要となった時や、入院希望があった際には、連携病院等へのご紹介・手配を行います。
病状の変化により一刻を争う場合には、救急車を呼んでいただくこともあります。今まで総合病院や専門医を受診されている場合も、主治医の先生と連携しながら、併用して訪問診療を行うことも可能です。
患者さんやご家族が
安心して療養生活を続けられるよう
医療マネージャーの役割を果たします。
訪問診療の目的は、病気を治すことだけではありません。
訪問診療を通して、患者さんやご家族が安心して在宅での療養生活を続けられるように、医療の専門家、マネージャーとして総合的にサポートさせていただきます。
医療マネージャーとして医師が考えること
- まずは生活を成り立たせる
-
- 寝たきり状態に近いのに介護用ベッドを使用していない
- ベッドから落ちたら上がれない
- 褥瘡があるが、何をしたら良いかわからない
- トイレに行けない
- ご飯が食べられない
- 便が出ていない
- 清潔を保てていない
このような状態の場合は、なによりも先ず
生活ベースを整えます。
- 病気だけで無く、人もみる
-
患者さん、ご家族の置かれた環境、物の考え方はさまざまです。
加齢に伴う変化や、病状の進行を一緒に受け入れ、患者さんの気持ちと病気との折り合いがつくようにします。
- 多職種の連携が重要
-
様々な職種と連携して診療につとめます。
- ケアマネージャー
- 訪問看護師
- リハビリテーション
- 薬剤師
- 介護士
- 栄養士
- 保健師
- 循環型の連携
-
自宅だけでなく、必要な施設を連携して診療につとめます。
訪問診療の対象
お一人での通院が難しい患者さんであれば、
どなたでも訪問診療に伺えます。
ご病気や年齢による制限はありません。
- 対象となる方
-
- 病院から退院し、ご自宅での療養を希望される方
- クリニックや病院へ外来通院中だが、通院が難しくなってきた方
- 施設での訪問診療を希望される方
- 療養中や医療処置の継続が必要な方
- 脳血管疾患による障害など、医療的ケアが必要な方
- 認知症、御高齢などにより、徐々に全身が弱ってきた方
- 重度の医療処置が必要な方
- 進行がんにより、自宅でのターミナルケア(緩和ケア)を 希望される方
- 自宅での安らかな看取りを希望される方
- 訪問エリア
-
箕面市を中心とした北摂地域
豊中市・池田市・茨木市・吹田市など
費用の目安
医療保険が適用されます。
お持ちの保険証の種類により、1割から3割の自己負担となります。
高額療養費制度も適用されますので、
当院でお支払いいただく費用は
自己負担限度額までとなります。
対象者と医療費 自己負担割合 |
症状 | 訪問診療 の頻度 |
1か月の 医療費 |
---|---|---|---|
75歳 女性 (1割負担) |
認知症 | 2週間に1度 (月2回) |
約6,000円 |
85歳 男性 (1割負担) |
脳梗塞 後遺症 |
1週間に1度 (月4回) |
約8,000円 |
65歳 女性 (3割負担) |
進行肺 がん |
1週間に1度 (月4回) |
約25,000円 |
上記の金額は、あくまでも目安です。「居宅療養指導管理料」や「薬剤費」など
詳細についてはお問い合わせください。